さくらインターネットのスタンダードプランとロリポップのハイスピードプランを徹底比較してみた!

私にはどちらがいいんだろう?

こうした悩みを解決します。

両社はどちらも老舗のサーバーホスティング会社で価格帯も似ていることから互いによく比較対象となります。

それぞれの会社も比較されていることを知っているからかサービス内容がどんどん似通ってきています。

特に2022年になってからはサービス内容の更新が両者とも頻繁に行われています。

この記事ではそれぞれの特徴を説明していきますので、 自分が何を重視しているかによって使い分けていただければと思います。

サーバー性能はロリポップの勝ちか

さくらインターネット
(スタンダードプラン)
ロリポップ
(ハイスピードプラン)
初期費用無料無料
月額費用425円~550円~
サーバー容量300GB400GB
(データ容量は350GB)
表示速度
ドメイン無料×
(契約条件有)
メール容量
(1アドレス当たり)
20GB20GB
バックアップ&復旧
(無料)

(復元は有料)
メール・チャット
電話サポート
プラン変更×
(上位のみ)
サーバー安定性
さくらインターネット
公式サイト
ロリポップ
公式サイト

速さで考えればロリポップの方が勝ちっぽい

ロリポップのハイスピードプランは、WebサーバーソフトにLitespeedを使っています(エコノミー・ライト・スタンダードプランはApache)。

さくらインターネットはNginxと呼ばれるソフトを使っています。

一般的にLitespeedが速いと言われてますし、競合のmixhostによると、LitespeedはApacheよりも約84倍、nginxよりも12倍高速とのこと。

実際ユーザーも速度の違いを体感できるほどです。

ハイスピードプランだと、Litespeed cacheというキャッシュ機能でさらなる高速化を見込めます。

キャッシュを用いるという点では、さくらインターネットのコンテンツブーストと同じです。

キャッシュ機能というのはサーバーにデータを保持させておくことで、呼び出すときにすぐ応答を返せる(高速化)機能のことです。

ロリポップは爆速宣言と称してLitespeed cacheのハイスピードプランを全面的に推しています。

爆速宣言の特設ページが作られていて、速度比較表にあるA社(月額900円帯プラン)はおそらくさくらインターネットのプレミアムプランと思われます。

》爆速宣言の特設ページを見る

ちなみにロリポップのエコノミー・ライト・スタンダードプランはApacheという、Nginxよりさらに遅いソフトを使っています。

ハイスピードプランと言われる所以は、Litespeed実装なんでしょうね。

ロリポのハイスピードは1ドメイン無料!…けど微妙

ロリポップのハイスピードプランは12ヶ月以上の契約だと1ドメイン無料でもらえます。

ロリポップはGMOペパボが運営してるんですけど、 ドメインだけを扱うムームードメインという会社も運営していて、ムームードメインにて1ドメイン無料(更新も無料!)でもらえます。

ドメインは年間契約となっており、月額換算するとだいたい100円かかるので、その分オトクです。

ただムームードメインの更新料には注意しておきたいです。正直ちょっと高いです…。

私はムームードメインよりお名前.comをオススメしています。

たとえば、.comドメインだとお名前だと1300円、ムームードメインだと1700円です。

お名前.comムームードメイン
取得料(=初年度)1円1,093円
更新料1,400円1,700円
お名前.com
公式サイト
ムームードメイン
公式サイト
.comドメインの場合

複数のサイトを持ちたいなあ。
ムームードメイン使ってたから、そのままムームードメインで独自ドメイン取得しよ!

たとえば、このようにしてムームードメインで独自ドメインを取得するほど、コスパが悪くなってきます

参照:独自ドメインはお名前ドットコムで取得すべき理由

お名前.comもムームードメインも不定期にキャンペーンやっていて、優劣が逆転するときもあります。

独自ドメインを取得するときは両方見ておいた方がよいでしょう。

ロリポップの方がコスパ良いが、3年契約の条件付き

1ドメイン無料を考慮するとロリポップの方がコスパ良いと話をしましたが、条件があります。

両者の月額費用は3年契約の条件で計算しています。

1年契約だとさくらの方がコスパが高くなります(ロリポップ:825円/月、さくら:437円/月)。

2年契約でもさくらの方がコスパが高くなります(ロリポップ:770円/月、さくら:430円/月)。

3年契約でやっとロリポップの方がコスパが高くなります(ロリポップ:550円/月、さくら:425円/月)。

なので結論としては、3年契約だとロリポップ、それ以外だとさくらインターネットの方がコスパ高い、ということになりますね。

いきなり3年契約するというのはけっこう勇気がいりますよね。

ロリポップの下位プランをずっと使っていてなじみがあればよいですが…。

データバックアップ

さくらインターネット

さくらインターネットはバックアップ&ステージング機能を用いてデータバックアップ&復旧を無償で行うことができます。

バックアップするだけでなく、ステージング機能も併用することで、ステージングサーバー(非公開サーバー)上でデータの追加修正ができて、公開中のデータと置き換えることができるので便利です。

例えばwordpressやテーマのバージョンアップに伴う表示の乱れをステージングサーバーで直して、問題なければ公開サイトデータと置換することでシームレスなバージョンアップ対応ができます!

設定も難しくないので、さくらインターネット使うならぜひ使ってほしい機能です。

バックアップ&ステージング機能

ロリポップ

ロリポップのハイスピードプランはバックアップが無料ですが、復旧時に手数料として11,000円かかります…。

しかもバックアップデータが作成・更新されたタイミングによっては、復旧できないこともあるので、注意が必要です。

ロリポップのサーバーは不安定?

さくらもロリポップも老舗ですが、管理人が調べた限りロリポップの方がサーバーダウンすることが多い印象です。

管理人はさくらインターネット4年使ってますが、サーバーダウンって経験したことないですね。

ロリポップはたまに落ちるようです。

まとめ

ロリポップのハイスピードプランは、たしかに速い!…けどさくらが遅いというわけでもない

ロリポップのハイスピードプランは12ヶ月以上の契約だと1ドメイン無料…けどムームードメインでドメイン増やすとコスパ悪い

3年契約だとロリポップ、それ以外だとさくらインターネットの方がコスパ高いです

速さ優先ならロリポップ、コスト優先ならさくらインターネットが良いでしょう。

管理人としてはさくらは2週間、ロリポは10日間無料で試せるので、まずさくらで試して遅いと感じたらロリポップを試せば良いのでは、と思います。

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