さくらインターネットのコンテンツブースト紹介【スタンダードとプレミアムの分かれ目】

利用したほうがいい?
注意点はある?

こうした悩みを解決します。

コンテンツブーストとは

コンテンツブーストは簡単に言うと、ページの表示速度を向上してくれる機能です。

データをcdnと呼ばれるキャッシュサーバーに保持させておくことで、表示が速くなるという仕組みです。

一般的な通信はいくつかの経路をたどってさくらインターネットのサーバーに到達してからデータの受信がされますが、cdnだと一本道で通信できるので、その分速くなるというわけです。

たとえばテレビ番組サイトや地震情報サイトなど、瞬間的に高い負荷がかかるときには欠かせないものになっています。

また、サーバーに置いてある動画や音声ファイル、高画質の画像など、ファイルサイズの大きいものをデータ通信する時にコンテンツブーストが役立ちます!

あと、ページの表示速度は検索順位付け要素になっているので、ブログで検索上位を目指す時なんかもコンテンツブーストは重宝するでしょう。

利用時の注意点

コンテンツブーストは使用するにあたっていくつか条件があります。

www付きアドレス限定

コンテンツブーストはwww付きアドレスのみ適用となります。

ドメインを登録した後、ドメイン設定画面を開き、基本設定ードメイン利用設定の「www.が付与されたサブドメインも利用する」にチェックすればよいです。

さくらサーバー内にデータがないと適用されない

ドメインはさくらのネームサーバを利用しなければなりません。

たとえば、さくらインターネットでドメインを取得したけど、ネームサーバを他社に設定して利用している場合は適用外となります。

他社で取得したドメインをさくらインターネットのネームサーバで利用するのは問題ないです。

ようするに、取得先は問わないがさくらインターネットのネームサーバを使っていないドメインは適用外、ということになります。

これからサーバー導入するという方は気にする必要がないかと思います。

個人情報保護の設定が必要

問合せやECサイトなど個人情報を入れることがあるかと思います。

コンテンツブーストは結局のところキャッシュサーバーなので、入力された個人情報もキャッシュ(=保持)されます。

それゆえ、たとえばAさんが問合せフォームページから何か送信して、その後Bさんが問い合わせページを参照すると、Aさんの情報が残ったままになってしまい、個人情報の流出につながります。
これを防ぐためにユーザー情報をキャッシュさせないための設定が必要となります

通信量は300GB/月まで

コンテンツブーストは月間の通信量が300GBまでとなっています。

300GBだと、画像の多いページで12万回、テキストがほとんどのページだと30万回の表示になります。

300GBを超えた場合にもコンテンツブーストを使いたい、ということであれば従量課金を利用することで、1GBあたり5円支払うことでコンテンツブーストを継続利用できます。

大量アクセスの攻撃されたら、すごい金額の請求くるんじゃないの!?

これは心配無用です!

転送量の上限が設定できるので、設定した通信料の上限値を超えた場合には、自動でコンテンツブースト無しに切り替わります。

スタンダードプランとプレミアムプランの違いはコンテンツブーストの有無

コンテンツブーストはプレミアムプラン以上に標準搭載されている機能になります。

スタンダードプランとプレミアムプランの違いは、このコンテンツブーストが標準搭載されているかになります。

ライト、スタンダードプランを利用している場合でも、別途1,100円を支払うことでコンテンツブースト機能が有効化できます。

スタンダードプランにコンテンツブーストつけると、月額1,600円程度になりますが、プレミアムプランだと月額約900円なので、コンテンツブーストを検討しているならプレミアムプランに入った方がオトクです。

…と言うのは簡単ですが、

まだ使ってもないのにコンテンツブーストが必要か判断できないわ

コンテンツブーストが必要か導入前に判断できないですよね。

とくにスタンダードプランで安くWordpressを導入したいと考えている方にしたら、非常に悩ましい問題です。

コンテンツブーストは無料お試し後に再検討しよう!(※スタンダードプラン以下対象)

さくらインターネットもこうした事情を汲んでか、スタンダードプラン以下の契約でも、2週間のコンテンツブースト無料お試しができます。

コントロールパネルから、webサイト/データ→コンテンツブーストページに飛びます。

無料で始めるボタンを押して対象のドメイン(wwwを付与したドメイン)を選択し、「設定」ボタンを押せば完了です。

問合せフォームやログインページなど個人情報入力するページはキャッシュ除外設定を行うことを忘れずに!

2週間試してみて、価値があるなと思えば有料オプション申し込みをするか、プレミアムプランを新規契約してデータ移管すればよいでしょう。

まとめ

コンテンツブーストは簡単に言うと、ページの表示速度を向上してくれる機能

使用するにあたっていくつか条件があります
(www付き、他社ネームサーバ使用不可、個人情報保護)

スタンダードプラン以下の契約でも、2週間のコンテンツブースト無料お試しができます

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